こうろぐ

旅と本と、ときどき料理。

Death by amazon

f:id:kirin910kun:20181206150202j:plain

amazonによって激変する未来を教えてくれます。

 店舗の価値を再定義

「ショールーム1.0」という言葉をご存知だろうか?

消費者が店舗で気に入った商品を店舗のECサイトではなく、Amazonや楽天など別のECサイトで購入することを示す。

Amazonで購入すると家まで商品を持って帰るコストがかからず、時には店舗よりも安く手に入れることができる。

そのため、消費者は「ショールーム1.0」に当てはまるように、Amazonで商品を購入することが多くなり、店舗の売上が下がる傾向にある。

そこで、店舗の再定義が行われている。

店舗は顧客との強烈な接点であると仮定し、店舗で買ってもらうことよりも商品の体験価値を感じてもらうことに重点を置く動きが見られるようになってきた。

例えば、ニューヨークのナイキのショップでは、店舗にバスケコートが併設され、シューズを実際に履いて、履き心地を確かめることができる。

また、スペイン発のファストファッションブランドである「ZARA」では、期間限定で在庫を持たないショールーミング店舗をオープンさせた。

消費者は、商品の素材感を確認したり、試着したりして、気に入った商品があれば、店員が携帯しているモバイル端末から注文し、同時に決済も済ませる。

こうすることで、ブランド価値を体感してもらい、自社のECサイトで購入を促すことができる。

これを「ショールーム2.0」と呼ぶ。

店舗は「顧客接点の場」

店舗を「販売の場」と捉えず、「顧客接点の場」に特化することでメリットがいくつもある。

1つは、一等地に店舗を構える必要がないことだ。

消費者は、材質や色、サイズなどを確かめに能動的に店舗に足を運ぶようになるため、一等地に店舗を構える必要がなくなる。

そうすることで、固定費を安くで抑えることができる。

2つ目は、在庫を持たなくて済むことだ。

自社のECサイトで購入してもらうため、店舗に商品を常備して置く必要はなくなる。

そのため、小さな土地に店舗を構えられる。

3つ目は、レジが不要だという点だ。

自社ECサイトで注文するため、レジが不要になり、その分の人件費も不要になる。

販売チャネルの変化

「アマゾンエコー」をご存知だろうか?

声だけで注文することができるアマゾンのツールである。

これにより、毎回スマホを起動して注文する必要がなくなり、注文のハードルが低くなった。

高齢者など、機械に疎い人でも気軽に注文ができるようになった。

 

また、「アマゾンダッシュボタン」にも注目だ。

生活必需品を中心に、ボタンを押すだけで注文ができるというものである。

スーパーに行って何か買い忘れたと思えば、ボタンを押すだけで商品を注文できる。

ダッシュボタンには、メーカーのロゴが入っているためブランディングにもなる。

また、一度ダッシュボタンを購入すると他社のダッシュボタンへスイッチすることが少ないため、メーカーとしてもありがたい。

さらに、ダッシュボタンは500円であるが、ダッシュボタン初回使用時には500円引きになるため、実質無料でダッシュボタンを手に入れられる。

これはとても普及しやすい戦略である。

ラストマイルをめぐる戦い

配達コストの中で一番コストがかかるのが、「ラストマイル」と呼ばれる配達地から自宅までの距離である。

このコストを低く抑える試みがいくつも出てきている。

1つは、ロッカーの設置だ。

最終受け取り時間が21時の場合が多く、自宅に不在のことが多い。

ロッカーを使用すれば、好きな時間に商品を受け取ることができる。

駅やコンビニに設置が進んでいる。

2つ目は、ドローンだ。

現在、重さ2キロまでならドローンを使って荷物を運ぶことができる。

無人であるため、人件費がかからない。

3つ目は、「アマゾンキー」だ。

これが画期的な商品である。

配達業者は、受取人が不在の場合でも、ドアを開けて荷物を家の中に置くことができる。

自宅に防犯用カメラとコードを読み取るツールを設置する。

配達業者は一時的に使用できるコードをかざし、ドアを開けることできる。

この時、盗難や不審な動きができないように防犯カメラが起動し、配達業者の動きを全て録画する。

そのため、セキュリティは守られる。

ただ、設置にコストがかかるため、普及には少し時間がかかりそうだ。

 

ECから実店舗へ

このように、アマゾンが世の中を動かす様子が分かる。

例えば、Amazon goのようにECサイトから実店舗への流れを作ったのもアマゾンだ。

アマゾンに影響を受けて@cosme(株式会社アイスタイル)のように実店舗を展開する企業も増えてきている。

 

@cosmeの戦略

www.projectdesign.jp

 

 

今後もアマゾンの動きに注目していきたい。

デス・バイ・アマゾン テクノロジーが変える流通の未来

デス・バイ・アマゾン テクノロジーが変える流通の未来